現在日本国内で流通しているクレジットカードには銀行系に流通系、信販系、交通系、消費者金融系など様々なジャンルがあります。
それらのジャンルに応じて審査難易度やステータスが異なり、どんな得典を求めているかで申し込むべきクレジットカードは変わってくるのですが、今回ご紹介する三井住友トラストVISAカードは審査難易度が易しいカードというよりはそのカードが持つステイタスにウエイトが置かれています。
今回はそんな三井住友トラストVISAカードについて活用すべきポイントプログラムの内容や審査の流れ、そして実際にクレジットカード手に入れるまでを紹介していきます。
目次
三井住友トラストVISAカードの基本情報
VJAグループのVISAブランドカード
まずこちらの三井住友トラストVISAカードの基本情報について見ていきましょう。こちらのカードは全国の主な近郊、金融機関系カード会社等で組織されているVJAというグループの一員である三井住友トラストカードが発行しているクレジットカードです。
VJAグループが発行するカードでさらにVISAブランドということで、ある意味では由緒正しいクレジットカードということもできますね。扱いとしてはほぼ、プロパーのカードとして見ても良いのではないでしょうか。
年会費は初年度無料。2年目以降は1250円+税
こちらのクレジットカードは年会費は初年度については無料となっています。ただし2年目以降は1250円+税がかかりますので、毎年確実に収められるようにしておきたいところです。
なお家族カードについても発行することが可能になっています。家族カードも初年度については年会費無料、家族カード1枚目については前年度の買い物利用回数が3回以上あるという場合は無料になっています。2枚目以降はこういうった無料になる特約はついておらず、1名につき年間400円+税の年会費が発生します。
三井住友VISAカードとほぼ同じ仕様
その他のスペックや性能、機能などについては、実は三井住友VISAカードとほぼ同じ仕上がりになっているのです。
三井住友VISAカードといえばその高いステータスや充実した各種機能で有名なクレジットカードとなっており、そんな三井住友VISAカードとほぼ同じ性能持つということはそれだけでもかなりの高スペックなクレジットカードであることがわかります。
信頼のできる高いセキュリティの銀行系クレジットカード
そして三井住友の名を冠する一枚だけあってこちらのクレジットカードは銀行系クレジットカードに分類され、銀行系クレジットカードということで他のクレジットカードとは比較ならないくらいの最高水準の不正使用検知システムが導入されています。
例えば不正利用の可能性のある決済が行われようとしている時には24時間365日いつでもカードのモニタリングデスクによって監視が行われ、場合によってはカードの利用がその場でできなくなるような非常に高いセキュリティを保っています。
さらに写真入カードといってカード自体に顔写真が入っており顔写真によって本人認証が行えるという非常に安全性と利便性の高いカードも用意されています。
カードの暗証番号やサインはマネできても、さすがに顔写真までマネしようという根性のあるカード犯罪者は中々いないのではないでしょうか。
ここまでやるとクレジットカードの不正利用からは非常に縁遠くなりそうですね。
使い続ければプラチナカードまでランクアップが可能
そしてこちらのクレジットカードは上位カードとして三井住友トラストVISAゴールドカード、三井住友トラストVISAプラチナカードの2種類が用意されています。この二つについてはこちらの三井住友トラストカードの利用実績が積み重なっていくことである日突然インビテーションを受けることも夢ではありません。
三井住友トラストVISAカードの審査の流れ
三井住友トラストVISAカードの審査
ではそんな三井住友トラストVISAカードの審査についてはどのようになっているのか、確認していきましょう。
こちらのクレジットカードはジャンル的に銀行系クレジットカードとなりますので、通常の流通系や消費者金融系のクレジットカードと比較ならないぐらい審査が厳しいという傾向にあります。
明文化された入会資格については18歳以上の(高校生を除く)安定した収入のある方となっています。しかし、その審査については格段に他のクレジットカードよりも厳しいものが予想されます。
また在籍確認についてはほぼ高確率で入ることになりますので、事前に職場などにかかってくる在籍確認の電話に対応できる、或いは対応してもらえるようにする必要があります。
審査難易度としては銀行系クレジットカードというだけあり年収についての特段の制限はないものの、やはり目安としては300万円から500万円以上の年収を持っており、そして現時点で個人信用情報(クレヒス)に特段の問題(現在進行形の他社返済遅れなど)がなく、そして過去直近24ヶ月以内にそういった支払い遅れや、あるいは90日以上の支払い遅延から生じる金融事故などを起こしていないことが事実上の条件となるのではないでしょうか。
在籍確認がないケースも存在自体はするようですが、流通系クレジットカードのように機械審査でどんどんと合格者を出すような仕組みにはなっていませんので、やはり人力で一件ずつ確認の電話が入ると思っておいた方が賢明でしょう。
三井住友トラストVISAカードの申込方法と受取方法
そんな三井住友トラストVISAカードの申し込み方法と、実際のクレジットカードの受取方法について解説をしていきます。
実はこちらのカードは入会申し込みの情報送付のみをWEBで行うことができ、そこから先については郵送で申込書をやりとりする必要が出てきます。オンラインでの入会申し込みについてはあくまで仮審査くらいに思っておくと良いでしょう。
WEBからは本人の氏名、ローマ字、生年月日、性別、住所、自宅電話番号、携帯電話番号などを入力していきます。
それに続いて世帯人数、家族との同居の有無、配偶者の有無、子供の有無、取引を行う目的に関するチェックボックスへの記入、職業等についての申告、年収・借入れ状況の申告、運転免許証また運転経歴証明書の有無など、クレジットカードの申し込みの際によく聞かれるような内容について正確に申告をしていきましょう。
また学生については学校名、学年、卒業予定年月についても入力する必要があります。学生さんの場合はこちらを必ず入力するようにしておきましょう。
そうして申し込みデータの送信が終わると、そこからおよそ1~2日で申し込み用紙兼、入会申込書が郵送で到着します。今度はそちらに署名捺印の上、本人確認書類の写しを添えて返送します。
書類の返送からおおよそ4、5日程度でまずは本人に申し込み確認の電話が入ります。そちらの電話自体は特に難しい電話の内容にはなりませんので、確実に電話に出ること、また本人であることを伝えるようにすればほぼ問題はありません。
またそこからさらに数日を経て、今度は職場に在籍確認の電話が入る可能性が非常に高くなっています。この場合も本人の在籍がわかるような回答があれば在籍確認についてはクリアということになりますので覚えておきましょう。
これらの在籍確認などの電話からおよそ1週間から10日程度で審査の結果が判明し、審査に通過しているようであれば、トータルして申し込み書到着から2週間程度でカードが自宅宛に郵送されてきます。
ちなみにカードについては送付されてきたカードを受け取った段階から利用することが可能となっています。
三井住友トラストVISAカードのポイントプログラムの詳細
三井住友カードと同じ「ワールドプレゼント」プログラム
では、三井住友トラストVISAカードのポイントプログラムについて解説をしていきます。
こちらのクレジットカードでは三井住友カードと同じ「ワールドプレゼント」プログラムが採用されています。こちらのプログラムではクレジットカードを利用して1000円(税込み)の買い物をすると1ポイントが付与され、一定のポイントが貯まると、こちらを交換することができるようになっています。
交換が可能なのは景品カタログに掲載されている商品や、或いはANAマイレージクラブやWAONポイント、nanacoポイント、楽天Edy、Suicaポイントなどにも交換できるようになっています。
ポイント還元率は0.1%。ステージに合わせて還元率も上昇!
ポイントの還元率は先程も解説した通り1000円(税込)の買い物で1ポイントの付与になりますので、0.1%ということになります。
ただし、こちらは毎年2月から翌年1月の間の支払いの累計金額によって「V1」「V2」「V3」の各ステージが設定されており、それぞれ還元率がアップしていくという仕組みになっています。
リボ払い「マイ・ペイすリボ」の利用月はポイント2倍
またこちらのクレジットカードにはリボ払いシステムとして「マイ・ペイすリボ」というシステムが用意されています。こちらは大きな買い物をしてもその翌月から毎月事前に設定した一定金額を払い続け、余裕のある時には支払いを増額するといったシステムになっています。
そしてこのマイ・ペイすリボの利用月については付与されるポイントが2倍という特典がついてきています。こちらも大変嬉しいポイントではないでしょうか。
三井住友トラストVISAカードの特典
海外旅行傷害保険(死亡・後遺障害 最高2,000万円)
また三井住友トラストVISAカードではその名に恥じることなく、海外旅行損害保険についても充実のものが付帯しています。
海外旅行の際に万が一の事があった場合には、死亡・後遺障害の場合で最高2000万円まで保証をしてもらうことができるようになっています。
ショッピング保険は最高100万円まで
またショッピング保険についても付帯しており、こちらも万が一の場合には最高で100万円までその損害を補償してもらえるいうシステムになっています。
会員数が少ない分、上位へのランクアップの競争率が低め
審査が若干厳し目であり、なかなかハードルの高めの印象がある三井住友トラストVISAカードですが、こちらのクレジットカードは現在のところ、なかなか会員数が少ないという事実があり、その分だけ上位へのランクアップ競争率の低さが目立ちます。
…ということは、それだけ簡単に上位の顧客になることも難しい事ではないのではないでしょうか。こちらのクレジットカードの支払いについては絶対に遅れる事をせず、また順調に利用実績を積み重ねていくことで、比較的早い段階で上位カードである三井住友トラストVISAゴールドカードや同様にプラチナカードへのインビテーションが届きやすくなるのかもしれません。
キャッシング機能について
審査によって利用枠が設定される
銀行系クレジットカードということで何かとお堅い印象のある三井住友トラストVISAカードですが、こちらのクレジットカードにもキャッシング機能というものが設定されています。こちらのキャッシング機能は審査によって利用枠が個別に設定されるようなシステムになっているのですが、一旦審査に通ってしまえばそれだけでカードローンの審査に通ったと同じような状況になりますので、資金計画上も安心して日々を過ごすことができるようになります。
もし個人信用情報に自信があるという場合には、こちらのキャッシング機能の設定も同時に申し込んでおくと良いのではないでしょうか。
提携金融機関、コンビニのATM、CDで利用可能
こちらのクレジットカードはキャッシング機能が設定されている場合にはローンカードにも変身します。
こちらのクレジットカード本体を提携金融機関、例えばコンビニATMやキャッシュディスペンサーに挿入してキャッシング機能を選択することで、まるで自分の銀行口座からお金を引き出すかのように簡単に融資を受けることができるようになっています。
キャッシングの金利についても通常の消費者金融やカードローンなどと同様の年18%程度に収まっていますので、特段使い勝手が悪いキャッシングという事ではありません。
「キャッシングリボ」で毎月一定額の返済で負担は少ない
そしてクレジットカードのキャッシング枠といえば返済は翌月一括払いが大原則なところですが、こちらの三井住友トラストVISAカードのキャッシングについては「キャッシングリボ」という機能を利用することで毎月一定額が返済に抑えることができるようになっています。
具体的には3月に50万円をキャッシングで借りたとしても、キャッシングリボの支払い額が月1万円に設定されている場合は4月の支払いの段階で実際にキャッシングの返済として払わなければならないのはキャッシングリボの返済額である1万円のみとなっています。
これにより一定額の返済で済みますので、お財布などへの負担も少なく長期的で堅実な資金計画を立てることも可能なのではないでしょうか。
まとめ
今回は三井住友トラストVISAカードについて紹介をしてきました。ほとんど同じような名前の三井住友VISAカードと比較するとほとんどスペックや機能、審査難易度などについては同じというような側面もありますが、反面、こちらのクレジットカードの方が現状での会員数がまだまだ少なく、ランクアップの競争が易しいという側面があります。より上位のクレジットカード手に入れたいという場合には、こちらの三井住友トラストVISAカードからクレヒスの育成を始めてみるのも良いのかもしれませんね。