会社を経営したり、何らかのご商売という形でビジネスを動かすとなると、やはりビジネス専用のクレジットカードが欲しいところです。
そしてアメリカン・エキスプレスが発行するアメックス・ビジネス・ゴールド・カードは、ビジネスカードとして一番の人気を誇ります。
今回は、アメックスのビジネスゴールドカードがなぜ会社の経営者から人気なのか、という部分を中心に、審査の流れやキャンペーン、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードを持つことによる特典についても紹介していきます。
目次
- 1 審査の特徴
- 2 審査の流れ
- 3 アメックスビジネスゴールドの特典
- 3.1 ミーティング・スクエアの利用
- 3.2 ジー・サーチの無料利用
- 3.3 ビジネス・コンサルティング・サービス
- 3.4 ビジネス・ダイニングbyぐるなび
- 3.5 福利厚生プログラム
- 3.6 アメリカン・エキスプレス・セレクト
- 3.7 無料健康電話相談
- 3.8 ビジネス・カード会員様限定イベント
- 3.9 ゴールド・ワインクラブ
- 3.10 オーバーシーズ・アシスト
- 3.11 エンターテイメント関連サービス
- 3.12 アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン
- 3.13 各旅行予約サイトの優待
- 3.14 H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
- 3.15 空港ラウンジ
- 3.16 空港パーキング
- 3.17 空港クロークサービス
- 3.18 手荷物宅配サービス(空港)
- 3.19 手荷物宅配サービス(東京駅)
- 3.20 無料ポーターサービス
- 3.21 エアポート送迎サービス
- 3.22 ショッピング・プロテクション
- 3.23 リターン・プロテクション
- 3.24 国内航空機遅延費用
- 3.25 キャンセル・プロテクション
- 3.26 国内外旅行傷害保険
- 4 キャンペーン
- 5 アメックスビジネスプラチナの道
- 6 アメックスビジネスゴールドを持つことのメリット
- 7 アメックスビジネスゴールドを持つことのデメリット
- 8 まとめ
審査の特徴
まず結論から言ってしまうと、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードは法人設立1年目でも作ることができたという口コミがインターネット上のあちらこちらで聞かれ、比較的作りやすい法人カードです。
アメックス・ビジネス・ゴールド・カードの審査の特徴として、通常のビジネスカードが比較的法人設立から日が浅い会社を相手にしない傾向にあるのに対し、アメックスでは設立1年目の会社であっても法人代表者や実質的支配者の個人信用情報を見た上で審査上の基準を満たして問題がなければビジネスカードを発行してくれるケースが多い、というものがあります。
JCBの法人カードなど、国内の他社プロパー法人カードでは審査に通過することができなかった法人でも、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードの審査には通過することができた、という声も聞かれ、生まれたての法人にも優しいカードであるということがわかります。
また、通常ビジネスカードといえども個人用のクレジットカード同様に公式サイトやオフィシャルな窓口からの正攻法での申し込みが一般的なところですが、アメリカン・エキスプレスについては担当者を経由しての申し込み、そして入会というコースが存在します。
こちらの場合は担当者を通しての申し込みとなっているため、真正面から申し込みをするよりも「ご紹介」という色合いが濃く、比較的審査に通りやすい傾向にあるのです。
特に設立間もない法人の場合は銀行口座を開設するのにも苦労するくらいですから、アメリカン・エキスプレスのビジネスゴールドカードの門扉の広さは大変嬉しいところです。
もちろん、若い法人でも比較的審査に通りやすい傾向にある、というだけで、事業に伴う実態がないなどの場合にはカードを発行することはできませんし、いい加減な申し込みをしていてはアメリカン・エキスプレス側でも正確な審査をすることができないため、ビジネスカード発行は遠のいてしまいます。
次にご紹介する申し込み方法やコツなどを必ず確認し、最大限こちらでできることをやった上で審査結果を待つようにしたいものですね。
審査の流れ
それでは続いて、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの審査の流れについて確認していきます。
まずアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードに申し込みをする方法ですが、多くの場合はインターネットからの申し込みとなるのではないでしょうか。
なお、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードについては大きな駅や空港でのキャンペーン、取引先などからの紹介で担当者を経由しての申し込みをする方法などが別途用意されています。
こちらの場合はインターネットではなく、紙ベースでの申し込みとなるケースがほとんどです。
また、最近では法務局に法人登記をした直後、登記情報を元に「開業おめでとうございます」という形でアメリカン・エキスプレス側からビジネスゴールドカードの案内が郵送で送られてくるケースも見られます。
こちらのルートについても、紙ベースでの申し込みなるケースが多いのではないでしょうか。
まずは公式な方法、つまりWEBからの申し込みや駅や空港などのキャンペーン経由での申し込みについてその方法を確認していきましょう。
WEBからの申し込みについては一般的な個人向けクレジットカードの申し込みフォームとほぼ同様の法人向けアメックス・ビジネス・ゴールド・カード申し込みフォームを表示し、そこに住所や氏名、連絡先、収入に関する情報、職業、他社からの借り入れや財務に関する情報を入力していきます。
ちなみにこれらの情報は法人代表者個人と、法人としての情報をそれぞれ入力していくことになりますので覚えておきましょう。
入力が完了次第、情報に間違いないことを確認した上で申し込みボタンを押し、情報を送信します。
WEBからの申し込みの場合は、申し込みから早ければ数日、遅くとも数週間以内にはEメールもしくは郵送にて審査結果が通知されるようになっています。
審査結果が到着するまでには個人差がありますし、場合によっては追加情報の確認ということで会社もしくは代表者個人の連絡先にアメリカン・エキスプレス側から何らかのアクションがある場合もありますので、そちらについても取りこぼさないようにしておきましょう。
これらの連絡を取りこぼしてしまったがために「連絡不可」ということで審査に落ちてしまっては大変もったいないですからね。
特に、設立間もない状態でご商売が大フィーバーを起こし、年収が年齢別の平均から大きくかけ離れている場合などはそういった事情やバックボーンの確認のためにアメリカン・エキスプレス側から確認の電話が入るケースが多く見られます。
これは他社クレジットカード会社でもまれに見られる行動パターンなのですが、こちらの電話は取ることができれば天国、取ることができなければ(そして早い段階で折り返しすらしなければ)・・・というような様相を呈しています。
つまり、電話を取ることができ(連絡が取れ)、事情を説明することができ(申告した年収の裏付けとなるような事情をある程度カード会社側で把握できるだけの追加情報を得ることができ)れば信用度もグンとアップし、ある程度はアドバンテージを持った状態で有利に審査を進めることができるわけです。
しかし、電話を取ることができなければ、そしておおよそ一両日中に折り返しができなければ、ただ単純に連絡がルーズで年収が本当かどうかの事情聴取もできず、よくわからない申込者、ということになってしまいます。
もしあなたがクレジットカードの発行審査の担当者だった場合、前者と後者だったら、どちらを審査に通過させますか?答えは明白だと思います。
こういった状況に陥ってしまわないよう、連絡があった場合にはすぐにレスポンスするか、あるいは最悪の場合でも一両日くらいで掛け直しをするような姿勢を取ることが重要といえるでしょう。
特に設立間もないということであれば言ってしまえば実績がないわけですから、実績がなければ行動で信頼を勝ち取るしかありません。
そして、実は大きな駅や空港などでたまに実施されているアメリカン・エキスプレスのキャンペーンですが、こちら経由で申し込みをする場合にも、ほぼWEBと同様の申し込み内容を紙に直接記入するような形態を取ることになります。
ただしこちらの場合は現地にキャンペーンスタッフがいるわけですから、わからないところは正式にはどのように書いたら良いのかなどスタッフさんに聞きながら間違いのないよう申し込み書類に記入することができるというメリットがあります。
また、場合によってはキャンペーンスタッフから申し込みの方法や情報の記入について色々と有利なアドバイスが聞けるケースもありますので、法人個人問わずクレジットカードの申し込みにあまり慣れていない、という方についてはこちらの方法を取ったほうがより有利な結果になる可能性もあるといって良いでしょう。
やはり何事も、情報を多く持っていたものが有利ですからね。
ちなみに、こういったキャンペーンスタッフからの申し込みでも、その場にいたキャンペーンスタッフが将来的に自分の営業担当者になる、というケースも散見されますので、その場限りの関係だと思って雑な対応をしていると後からチャンスをみすみす逃してしまうケースも考えられます。
特に起業したてでコネも何もない、という場合にはこういった小さな出会いがのちのち大きな力になることもよくありますので、キャンペーンスタッフにも丁寧に対応しておくことに越した事はありません。
続いて、キャンペーンスタッフではなくアメリカン・エキスプレスの営業担当者を介する、いわゆる担当者経由の申し込みですが、こちらについては営業担当者から丁寧なレクチャーを受けることができますので、その指示に従って申し込み情報をアメリカン・エキスプレス側に提供するようにします。
また、いずれの申し込みルートの場合でも法人としての住所や法人名、連絡先などもきちんと入力していくことが審査通過への近道となります。
これは一般的に個人向けクレジットカードの申し込みの際にも言えることなのですが、特に住所や電話番号などは間違いのないよう正確に入力するようにしたいところです。
特に法人の住所については登記書類からも住所を確認することができますので、登記簿と同じ住所を入力するようにしましょう。建物名や号室などを省略するのはもちろんのこと、可能な限り地番などについても登記簿と全く同じ表記にしておくくらいの心積もりが求められます。
そして電話回線についても、できることであれば法人代表者の自宅、そしてオフィス、それぞれに固定電話回線を引いておきたいですね。もし、どちらか一方だけでも、ということであれば事業実態をより明確にアピールするためオフィスへの固定電話回線設置を優先したほうが良いでしょう。
さらに、より完璧な状態に持っていくためには、カード申し込みの1ヶ月程前までに法人代表者の自宅、オフィス、ともに電話番号を電話帳に掲載しておきたいところです。
自宅とオフィスが同じ住所の場合でも、それぞれ掲載しておくと良いでしょう。
たったこれだけで審査上ビジネスの実態がある、という事を強力に裏付けることができますので、より確実にビジネスカードを取得しておきたい、少しでもカード取得の可能性をアップさせたい、ということであればこのくらいの手間はかけておきたいものです。
アメックスビジネスゴールドの特典
そしてアメックス・ビジネス・ゴールド・カードには、非常に数多くの特典が付帯しています。
何かと特典が多く、ラグジュアリーなものも多数存在することで有名なアメリカン・エキスプレスの、さらにビジネスカードの、さらにさらにゴールドカードということですから、非常に多くのビジネスに役立つ特典が期待できますね。
今回はビジネスカードで利用できる特典について、すべて解説していきます。
ミーティング・スクエアの利用
まずはミーティングスクエアの利用権利特典から解説していきましょう。
東京都千代田区の帝国ホテルには、アメックス・ビジネスカード会員限定のビジネスラウンジがあります。
千代田区の帝国ホテルとなると非常に格式高い事で有名ですが、こちらのビジネスラウンジが何と月額20,000円+税で利用可能となる特典がアメックス・ビジネス・ゴールド・カードには付帯します。
さらに同伴者は1名まで無料、追加料金を払うと最大3名まで入場可能となっているので、1回で合計4名まで利用できるという仕上がりになっています。
国内屈指の高級ホテルのビジネスラウンジということで、シックかつラグジュアリーな雰囲気にデザインされた空間でミーティングや仕事をすることができます。
利用は1回2時間まで、もちろんWi-Fiやコーヒー、新聞、雑誌などは無料で利用でき、ルームサービスも有料ですが利用できます。ちょっとした隙間時間に利用するのも良さそうですね。
お客さんやビジネスパートナー、経営者仲間など、そういった方たちとのミーティングをするのにこちらの権利を使用したりした日には、仲間内での株も急上昇待ったなし、ではないでしょうか。
ジー・サーチの無料利用
ビジネス分野のリサーチについてもアメックス・ビジネス・ゴールド・カード任せです。
日本最大級のビジネスデーターベースである、ジー・サーチを年会費無料で利用することができます。
たとえば、公告、科学技術文献の検索、過去の新聞・雑誌記事の検索、著名な人物の検索、日経BP/ダイヤモンド社などの書籍や雑誌記事の検索、不動産・相続税評価レポートや住宅地図の検索、国内特許公報などが無料で閲覧可能という特典ですので、情報が何よりも大事なビジネスの最前線では大変嬉しい特典ではないでしょうか。
ビジネスの様々な意思決定に役立つ情報を無料で手に入れることができるこちらのサービスを利用すれば、お客様との雑談の中でも幅広い情報の守備範囲のアピールすることができますし、少し大きなクライアントとの相談の場合には事前にクライアントの情報を調査し、よりクライアントの意向に沿った提案などを作り上げることも可能ですね。
ビジネス・コンサルティング・サービス
経営者は孤独な生き物とはよく言ったもので、業務を改善したい、業績を伸ばしたいといった相談というのはなかなか近しい人にはできないのが現状です。
こういった相談というのはプロのコンサルタントに持ちかけたものですが、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードが提供するビジネスコンサルティングサービスでは経営者の方向けに、経営コンサルタントの紹介や経営相談、船井総合研究所主催のセミナーやビジネスノウハウをまとめたCD/DVDを優待価格で購入できるサービスも受けることができるようになっています。
これらのサービスを真正面から導入しようとすると、コンサルタントが間違いのない人なのかどうかという調査も然り、初期コストも然り、何かと手間やコストがかかってしまいます。
しかしこちらの特典を利用することで、寝台に裏打ちされたプロのコンサルタントに相談を持ちかけることができたり、あの有名な船井総研のビジネスノウハウを吸収することができるわけですから、会社を経営している以上はこちらの特典も喉から手が出るほど欲しいものといえるのではないでしょうか。
ビジネス・ダイニングbyぐるなび
ビジネスの最前線においては、やはり会食や接待など、様々な部分でダイニングを利用することが多いのではないでしょうか。
「歴史は夜に動く」という名言もあるとおり、やはりデイタイムのオフィスでオフィシャルにまとまる話もあれば、夜のお酒やお食事の場という比較的アンオフィシャルな場でこそまとまる話もありますよね。
会食や接待のとき、また出張先でもエリアや予算、人数を伝えるとコンシェルジュがぴったりのお店を提案・予約してくれるサービスも、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードなら利用することができます。
ビジネスを円滑にすすめる上で大事な「接待や会食」という部分は、アメックスのビジネスダイニングに任せてみませんか。
特にこういった会食や接待の場に慣れていなかったり、あまりお店をよく知らない、という若手経営者の方については、先輩経営者やクライアントの方々はお店選びからあなたの資質をチェックしています。
学生時代から飲みに行っていたようなお店ではランクの兼ね合いで先輩経営者の方々に失礼にあたってしまうこともありますし、単純にその地域で一番高いお店をアテンドしても、やはり経験の差で「ただ単純に高い店を選んでいるだけではないか」と見抜かれてしまうものです。
お店選びが微妙な仕上がりになってしまうと、そこでどうしても軽く見られてしまってうまくいくはずの話もうまく行かないというケースもありますので、やはりこういったサービスは利用できるように準備しておきたいところです。
福利厚生プログラム
75,000以上の提携契約施設を優待価格で利用できるサービスも用意されており、それが「クラブオフ」となっています。かなりお安く利用できる施設もあるため、マメにチェックすると良いでしょう。
社員旅行など有意義に利用したいところです。特にスタッフを雇い入れている経営者の方は社員旅行など福利厚生についても考えなければスタッフはついてきてくれません。普段働いてくれていることの感謝の気持ちをこめて、こちらのプログラムで有意義な福利厚生をスタッフにプレゼントすることができます。
アメリカン・エキスプレス・セレクト
トラベル&エンターテイメントとしての特徴があるアメックスならではの付帯サービスとして、国内外のホテルやレストランを優待プログラム・価格で利用できるサービスもあります。
こちらはビジネスホテルや高級ホテルの優待から、接待でもばっちり決まる高級店でも10%オフや20%オフで利用できるなど会食、接待、出張で大助かりのサービスとなっています。あのホテルが50%オフという機会もありますから一度チェックしてみると良いでしょう。
無料健康電話相談
24時間365日いつでも、健康維持などに関する相談や医療機関の紹介を受けることができる「ヘルスケア無料電話健康相談」もあります。出張先などでも気になることがあれば気軽に相談できるため便利ですね。
特に、自治体などが地域サービスとして提供している無料健康電話相談ダイヤルなどもありますが、こちらの場合は少しでも対象地域の外からの電話だと相談を受けてもらうことができずに電話を切られてしまうケースもありますので、24時間365日、全国どこにいても無料で、健康問題を相談をすることができる権利というのは持っておいて決して損はありません。
特に経営者の場合は病院に行っている時間も勿体ない、というくらい忙しいものですから、できる限りこういったサービスを併用して、体調不良には早期に、そして的確に対処していきたいものですね。
ビジネス・カード会員様限定イベント
ビジネス・カード会員限定のイベントも開催されるため、人脈や見聞を広げるために、取引先や従業員などと参加すると良いかもしれませんね。
こういったイベントでは人脈形成のためや名刺交換のため以外にも、いろんな人のいろんな営業スタイルや話し方を勉強することができますので、是非とも参加しておきたいところです。
さらに、ビジネスカードを持っている会員限定のイベントということで共通点もありますので、会話の取っ掛かりには苦労しませんね。
ゴールド・ワインクラブ
こちらのサービスでは予算に応じたワイン選びなどワインに関する様々なサービスを受けることができます。エノテカ・オンラインのソムリエやバイヤーが質問に答えてくれるため、入手困難な希少なワインやおすすめのワインも安心して相談できます。
またこのワインクラブはゴールドカード会員限定のサービスとなっており、購入時、希望者にはプレゼント用ギフトボックスも無料でもらえる特典もあります。
オーバーシーズ・アシスト
海外にいるときでも日本語で、接待におすすめのレストランや観光案内、ツアーやホテルなどを相談し、予約などを行ってくれるサポートを受けることができますが、ゴールドカードにもなるとこのサービスに、緊急時の病院の予約や医療機関への信用保証、5,000米ドルまでの医療費建て替え、法律関係については1,000米ドルまでの弁護士費用や保釈金の建て替えまでのサービスを受けることができます。
医療や法律分野までなると専門知識が必要となりますので、スムーズに仕事をすすめる上でも緊急時はこのようなサポートを受け危難を乗り切りたいですね。
エンターテイメント関連サービス
アメックスではエンターテイメントに関するサービスも充実しており、イープラスと提携しチケット先行販売などを利用できるチケット購入サービス「チケット・アクセス」や、新国立劇場やコットンクラブでも特別プログラムや特別価格で利用することができます。
ゴルフもまたゴルフデスクに電話するだけで国内およびハワイ、グアム、サイパンの提携コースの予約と手配を行ってくれます。また、京都圓徳院にあるアメックス会員限定の京都特別観光ラウンジも利用できます。海外からのゲストとちょっと一息つくときにもおすすめです。
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン
アメックス会員限定のホテルや航空券などの旅行予約サイトですが、こちらを利用すれば貯まったポイントを旅行代金として利用することができます。
各旅行予約サイトの優待
「一休.com」「日本旅行」「Expedia」「アップルワールド.com」の国内外の主要旅行予約サイトをカード会員限定割引などで利用することができます。
H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
専用デスクに電話するだけで国内外の旅行や航空券、ホテル、レンタカーなどの予約を手配してくれるサービスもあります。
空港ラウンジ
カードを提示するだけで国内空港ラウンジを無料で利用することができます。搭乗券がある同伴者も1名無料で利用できるため、出張時などフライトまでの時間をゆったりと利用することができますね。
空港パーキング
羽田空港、成田国際空港、関西国際空港、福岡空港を対象に、カード会員限定で対象パーキングの割引、優待特典が利用できます。出発2日前までにサイトまたは電話で予約する必要があります。
成田国際空港周辺のサンパーキング成田店では、機械水洗い洗車が無料の特典があります。
空港クロークサービス
中部国際空港では会員1名につき2個までの荷物を無料で預かってくれるサービスがあります。預け場所は出発階と到着階の2ヶ所に用意されており、カードを提示することで利用できます。
手荷物宅配サービス(空港)
羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港では自宅から空港まで、空港から自宅までスーツケースを1個まで無料で配達してくれるサービスがあります。
配達料金もそこそこしますから嬉しいサービスです。
手荷物宅配サービス(東京駅)
東京駅限定のサービスとして、駅構内の宅配カウンターに荷物を預けると23区内の宿泊ホテルへ当日無料配達してくれる手荷物宅配サービスがあります。
スーツケースなどを預けにコインロッカーを探したり、わざわざホテルまで行かなくとも荷物を減らすことができるため便利です。
無料ポーターサービス
成田国際空港、関西国際空港では空港の駅改札口やバス停からチェックインカウンター間などを専任スタッフが荷物を運んでくれるサービスもあります。
荷物がたくさんある時や小さなお子さんがいるときに便利なサービスとなっていますね。
エアポート送迎サービス
成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港限定で、利用可能地域までの区間を定額料金でお安くタクシー移動することができます。提携タクシー会社はMKグループとなっています。
続いては付帯保険についてもご紹介していきます。
ショッピング・プロテクション
アメックスのカードで購入した商品を、購入した日から90日間、最高500万円まで補償してくれます。免責金額は1事故につき1万円です。
リターン・プロテクション
購入した商品を万一購入店が返品拒否した場合、購入から90日以内なら1商品につき最高3万円相当額まで、年間最高15万円相当までアメックスが払い戻し対応をしてくれる稀有なサービスもあります。
国内航空機遅延費用
カードでチケットを購入した国内航空便が遅延したり手荷物紛失などが発生した場合、最高40,000円まで補償されます。天候など予測不可能な事態もありますから大変嬉しいサービスですね。
キャンセル・プロテクション
病気や怪我などでコンサートや出張にいけなくなっとき、キャンセル料が発生することが往々にしてありますが、アメックスではその場合年間最高10万円まで補償してくれます。
国内外旅行傷害保険
海外旅行時の利用付帯により傷害保険は最高1億円、国内旅行時は最高5,000万円となっています。また自動付帯でも海外旅行は最高5,000万円となっており、基本カード会員の家族特約も最高4,000万円まで自動付帯となっている太っ腹な設計となっています。
ちなみに、追加カード会員と追加カード会員の家族特約の補償は利用付帯で最高5,000万円となっています、自動付帯ではありません。
キャンペーン
こちらのカードには非常に多くの特典と同様に、お得なキャンペーンも提供されています。
キャンペーンは期間限定のものもあれば定期的に提供されているものもありますので、今回は現段階で有効なキャンペーンについてご紹介します。
公式サイト経由のキャンペーン
公式サイト経由での入会の場合、入会後1年間で税込み200万円以上利用すると、30,000ポイントがプレゼントされるというキャンペーンがあります。
ほぼ年会費相当となるので大変おトクですね。
200万円というととんでもない金額のようにも思えますが、どのような規模感かと言えば毎月17万円ほど利用すると年間200万円を超えるイメージです。
ビジネス用カードであれば年間200万円の利用はゆうに超えるという人も多いのではないでしょうか。
その他にも、期間限定のキャンペーンでアマゾン経由で申し込むと初年度年会費無料、入会から3ヶ月以内に30万円以上利用するとアマゾンギフト券20,000円のプレゼント、さらに入会後3ヶ月以内に60万円以上の利用でメンバーシップ・リワードの40,000ポイントプレゼント、1年間で200万円以上の利用で30,000ボーナスポイントプレゼント、2年目のカード更新でアマゾンギフト券5,000円プレゼントといった内容のキャンペーンなどが過去にありました。
こういったキャンペーンを有効活用して、よりお得にアメリカン・エキスプレスのビジネスゴールドカードを持ちたいものですね。
アメックスビジネスプラチナの道
アメリカン・エキスプレスのビジネスゴールドカードには、その上位カードである、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードというものがあります。
アメックスの法人カードではこれが最上位という1枚です。
アメックスにはブラックカード「センチュリオンカード」もありますが、これはあくまで個人用となっており、ビジネスのアメックスブラックカードは用意されていません。
ビジネスゴールドでは年会費がかかった追加カードやETCもプラチナでは無料で発行することが可能となっており、コンシェルジュサービス、プライオリティ・パス、スターウッド・プリファード・ゲスト・ゴールド会員/クラブ・カールソン・ゴールド・エリート/ヒルトン・オーナーズ・ゴールド会員/マリオット・リッツカールトンのゴールド・エリートの高級ホテルチェーンの上級会員資格を無料で取得できるという特典も付帯します。
更に、年に1度国内高級ホテルに無料宿泊可能など、この他にも様々な特典が付帯しているカードで、海外出張時でも強力な助っ人となる仕上がりとなっています。
そしてこちらのクレジットカードはゴールドカード以上のランクのカードということで、真正面からいきなり申し込みをすることはできないようになっています。
一般的なプラチナカードと同様に、インビテーション、つまり招待がなければ申し込みをすることすらできません。
そこで今回はアメックス・ビジネス・プラチナ・カードはどのような条件を満たすと取得することができるのか?について解説していきます。
大原則として、まずはアメリカン・エキスプレスのビジネスゴールドカード(今回ご紹介しているクレジットカード)の利用実績があり、さらに支払いも一度も遅れていない位の勢いで問題がないというのが、アメックス・ビジネス・プラチナ・カードへの第一歩です。
そして、肝心の利用実績についてですが、これは多くの人が「とりあえず単純に多くのお金を使っておけば良いのだろう」と考えているのですが、それは違います。
先にある程度の年間利用額の目安をご紹介しておくと、アメックスからの公式なアナウンスは当然ないものの、おおよそ年間で500万円以上は決済しておきたいところです。
ただし、場合によっては年間300万円以上の利用でもインビテーションが届いた例がありますので、上記はあくまでも目安と考えていただいて差し支えありません。そして、後ほどご紹介する通り、利用金額が多いだけではアメリカン・エキスプレスのビジネスプラチナはインビテーションを受け取ることができないのです。
まず覚えておきたいのは、アメックス側では「いつ、どこで、どのようなジャンルの、どのようなランクのお店を利用したか、そしてその利用金額はどのくらいだったか」という部分を常時モニタリングしている、ということです。
もちろん、クレジットカードの利用実績という部分で利用金額を増やすというのはビジネスプラチナのインビテーションをもらう上でも重要な要素を占めるため、毎月の固定費などをアメックス・ビジネス・ゴールド・カードで支払い、さらに様々なランクのお店や、仕事の道具などを仕入れる場などでもカードをメイン使いしているというアピールも必要です。
しかし、それよりもアメックス側に「このお客様は当社の特別なプラチナカードをビジネス用に持っていただくのにふさわしい方だ」と、思ってもらえるように行動するのもまた重要です。
つまり、利用金額をただ単純に増やせばいいという訳ではなく、ビジネス上ラグジュアリーな場所である高級ホテルやリゾート地、さらには飛行機のビジネスクラスなど、いわゆる本当のハイグレードなビジネスマンが使うようなサービスや品物を決済するというのが何よりも重要です。
また、審査側のスタッフも海千山千のベテランがそろっていますので、単純に利用金額を釣り上げていくだけでは「このお客様は単純にビジネスプラチナが欲しいだけ、つまりビジネスプラチナを得ることが目的になってしまっているのだろう」と判断されてしまい、いつまで経ってもインビテーションは届かないものとなってしまいます。
反対に「こちらのお客様はビジネスプラチナをお持ちいただくことで、より次の段階にステップアップしていくことができるのではないか」と思ってもらえれば、インビテーションが舞い込むことでしょう。
よく起業して間もない方は先輩経営者などとある程度仲良くなってくると「あなたは社長になりたくて起業した(起業がゴール)のか、それともやりたい事があって、その目的達成のための手段の一つとして起業したのか、どちらですか?」と聞かれることがありますが、今回のビジネスプラチナについても同じようなことをカードの利用実績を通して問われているのかもしれませんね。
ここまでご紹介しておいて何なのですが、実は先程も何回か登場したアメリカン・エキスプレス側の営業担当者を経由すると、上記の利用実績をそこまで重視せずともスムーズにゴールドからプラチナへの切り替えができるケースも存在します。
ただしこの場合は、営業担当者が申込者の法人や法人代表者のことをよく知っていて、十分に会社側に与信上問題がないことをアピールできることが事実上の条件となります。
そして場合によっては、すでにビジネスプラチナカードを持っているユーザーからの紹介経由で、インビテーションを受け取ることができるケースも存在します。
これらの場合は両方とも、利用実績という部分で見るしかなかった「信用状況」や「本当にこのお客様がビジネスプラチナカードのユーザーとしてふさわしいかどうか」という部分をより詳細に知ることができるため、審査部の方でもよりスムーズにビジネスプラチナを発行する傾向にあるのです。
アメックスビジネスゴールドを持つことのメリット
また、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードを持つことのメリットですが、まずは返済期日の選択をすることができるようになっていることから、法人今朝の支払いサイクルを遅らせることができる、という部分が何よりも魅力的ではないでしょうか。
通常クレジットカードの返済期日、つまり決済から入金までのサイトというのは固定されている事が多く、会社の資金サイクル上あまり有利な仕上がりではないということも多くありました。
しかしアメリカン・エキスプレスでは、毎月2日or3日締めの当月21日支払い、18,19,20日のいずれか締めの翌月10日支払い、5日締めの26日支払いという選択肢が提供されており、会社の資金サイクルから考えて一番支払いがしやすいサイトを選択することが可能です。(※支払いサイクルによっては、カード代金決済口座の金融機関が指定されることもあります)
そのため、今まで仕入れやビジネスの各種支払いを一発現金支払いにしていた場合などと比べて、はるかに楽にビジネスを回すことができる、余裕を持つことができる、というメリットが存在します。
また、通常のクレジットカード会社の締め日などの関係上、法人カードを持っていたとしても、支払日が会社のサイクルと合わず、実質的に使ってもあまり意味がない、という憂き目にあっていた経営者の方も支払いサイクルを遅らせることができるという恩恵に預かることが可能です。
また、法人であることが申し込み条件なので、たとえ従業員が一人でも二人でも法人カードが持てるというメリットも存在します。
さらにビジネスを行う上で発生する様々な支払いをカード払いに集約することで、経費の手間やコストカットにも繋がるのではないでしょうか。
リース料、広告料、事務用品代、通信費など様々な経費が発生するものですが、カードでまとめて支払うことで経理もしやすく、さらにアメックス側で1ヶ月に1度、追加カードごとに利用代金明細が届くので管理が楽になるという側面もあります。アメックスビジネスカードが経理の縁の下の力持ちとなるわけですね。
アメックスビジネスゴールドを持つことのデメリット
反対に、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードを持つことによるデメリットというのはどのようなものがあるのでしょうか。
ます年会費が31,000円+税、追加カードは1枚につき12,000円+税、ETCカードについては年会費500円+税がかかるという部分があり、その部分ではまずコストが発生します。他社法人カードでも少し年会費の安いカードも存在しますので、この部分は考え方によってはデメリットといえるかもしれません。
ただし、こちらのクレジットカードには充実の付帯サービスがついており、年会費以上の価値があると考える経営者の方も非常に多いため、現在の事業内容と特典が見合っているかどうかについても検討すると良いでしょう。
「正直、そんなにサービスはいらないかな~、ステータスもそこまでいらないかな~」、と考えている社長さんには割高に感じられるかもしれません。
まとめ
今回はアメリカン・エキスプレスが提供するビジネス向けクレジットカードである、アメックス・ビジネス・ゴールド・カードについてご紹介をしてきました。
こちらのクレジットカードは法人や個人事業の人にとって喉から手が出るほど欲しいビジネス向けの特典が多く付帯していることはもちろん、ビジネスを始めたばかりの経営者の方がキャッシュフローや支払いサイクルを改善し、会社にお金がプールされている期間を長くするためにはもってこいの条件がそろっていることから、経営をしているのであればぜひ持っておきたい仕上がりとなっているカードです。
特に支払いサイクルを遅らせることができるというのは、会社経営上何よりも重視したいポイントですから、やはり1枚持っておくべきカードと言えます。