現在日本国内にはハイステータスなクレジットカードとしてゴールドカードというものが発行されているのですが、こちらのゴールドカードの中にもやはり格差というものがあり、流通系のゴールドカードと銀行系のゴールドカードを比較するとやはり、「おのずと」その差が出てくるものです。今回ご紹介するMUFGカードゴールドについては三菱UFJニコスが発行するプロパーのゴールドカードとなっており、そのステータス性は数あるゴールドカードの中でもピカイチと言って良いでしょう。そこで、今回はそんなMUFGカードゴールドの審査の難易度や在籍確認の有無、そして活用したいポイントプログラムの特徴などについて解説をしていきます。
目次
MUFGカードゴールドの基本情報
初年度年会費無料!次年度以降も年会費優遇の方法もある
まずはMUFGカードゴールドの基本情報から確認していきましょう。
こちらのクレジットカードは冒頭でも触れた通りMUFG、つまり三菱UFJニコスが発行するプロパーのゴールドカードなっており、年会費については初年度が無料、次年度以降も年会費を優遇してもらう方法が用意されています。
なお、次年度以降、ストレートに年会費がかかったとしても1905円+税ということで、銀行系プロパーゴールドカードの年会費として考えると、かなりリーズナブルな仕上がりになっていることがわかります。
もちろん、家族カードについても発行することが可能となっており、こちらの場合は家族会員の年会費は家族会員1人目まで無料、2人目からは400円+税となっています。
1,000円ごとに1ポイント!還元率は0.5%
ポイントプログラムについては後ほど詳しくご紹介をするところなのですが、簡単にご紹介をするとMUFGカードゴールドはプロパーのステータス性のみならずポイントプログラムも充実した仕上がりとなっています。
MUFGカードゴールドを利用して買い物をするとカード決済1000円ごとに1ポイントが貯まるようになっており、ポイントの還元率は0.5%ということになっています。
ショッピング限度額は審査によって個別に設定されることになるのですが、MUFGカードゴールドは比較的、通常の流通系カードなどと比べるとショッピング枠が大きく設定される傾向にあるため、どんどんお買い物をするとどんどんポイントが貯まり、よりお得になるという事も十分に考えられますね。
三菱UFJニコスが発行する信頼の強いカード
そしてMUFGカードゴールドの基本情報にして最も大きな情報としては何と言っても「三菱UFJニコスが発行している信頼の強いカードである」という事につきます。
冒頭でもご紹介している通り、最近では格安ゴールドカードということで流通系のクレジットカード会社各社などが発行難易度のあまり高くない、いわゆるステータス性よりもポイントプログラムなどにパラメーターを振っているようなゴールドカードも多数登場しています。しかしそれらのカードはあまりステータス性が高くなく、また、カードホルダーが周りから受ける信頼感という部分についてもやはり格安ゴールドカードだと「今ひとつ」という部分があります。
しかしそこを行くとMUFGカードゴールドはクレジットカードのステータスの象徴である「銀行系」「プロパー発行」「ゴールド」の三拍子がそろっているカードということになります。いわゆる役満ですね。
MUFGカードゴールドの審査の流れ
MUFGカードゴールドの審査
では、そんなMUFGカードゴールドの審査の流れや在籍確認の有無について確認をしていきましょう。
こちらのクレジットカードは先程も解説した通り銀行系のプロパー発行で、なおかつゴールドカードということですので、その審査についてもその辺の初心者向け流通系クレジットカードとは比べ物にならないくらい厳しい!という印象があるのではないでしょうか。
これは半分正解で半分正解となっています。というのも、MUFGカードゴールドは銀行系プロパーのゴールドカードということで強力なステータス性を持っているのですが、実のところあまり年収に関するいわゆる「足切りゾーン」は見受けられません。
ちなみに公式サイトの案内では入会の資格として「ご本人または配偶者に安定した収入のある方(学生を除く)」となっていますので、配偶者に安定した収入があれば専業主婦でもこちらのMUFGカードゴールドに申し込むことが可能となっています。
実際の審査の基準としては当然ながら個人信用情報(クレヒス)や本人の年収、年齢、そして勤続年数に関する情報も確認されることになるのですが、MUFGカードゴールドの場合は特にこの中の個人信用情報と勤続年数が重視される傾向にあるようです。
年収自体は年収200万円台でも審査に通過することができたという報告もネット上にありますので、正社員で200万円台以上の年収があれば、年収だけがネックとなって審査に通過できないということはなさそうです。
また個人信用情報についてはかなり厳しく見られる傾向にありますので現在進行形の返済遅れや金融事故は当然NGですし、さかのぼって直近24ヶ月以内の他社クレジット契約や奨学金の支払い、あるいは携帯電話の分割契約など、様々な契約において支払い遅れなどを起こしていないというのも条件の一つとなってくるでしょう。
そして勤続年数についてはできる限り1年以上の勤務実績が欲しいところです。年収や個人信用情報の状態にかかわらず勤続年数が1年未満の場合(入社年月から申し込み現在までで12ヶ月以上経過していない場合)はかなり審査上不利に働きますので注意しておきたいところです。反対に勤続年数が3年以上あるという場合は、多少クレヒスや年収の部分で自信がないという場合でも勤続年数で信用の部分をカバーできる可能性も十分にあります。
ちなみに、よくAMEX系のクレジットカードを持っている場合などで個人信用情報を自分で開示してみると毎月の支払い状況が空欄になっていたりすることがありますが、これは支払いを行っていても「請求、支払い共になし」ということでマークされているケースがあるためで、個人信用情報の取り扱い上プラスにはなりませんがマイナスにもなりませんので、特に心配はいりません。
総合すると、若い年代の方がMUFGカードゴールドの審査に通過しようとするのであれば
・現在を含め直近24ヶ月以内に金融事故を起こしていないこと
・現在の職場に1年から3年以上勤続をしていること
という条件をクリアした上で、さらにスコアリング対策として、可能であれば実家に住んでいる段階で申し込みを行い、申し込みの際には実家の固定電話の番号も本人の携帯電話と合わせて申告するなどして「確実に連絡がとれ、すぐすぐ引っ越しをしない」というようなアピールを言外にしていくと、普通に申し込みをするよりは比較的スムーズに審査に通過できるのではないでしょうか。
在籍確認が入るケースとは
クレジットカードの審査といえば在籍確認がつきものですが、ではMUFGカードゴールドに申し込みをすると職場への在籍確認の電話がかかってきてしまうのでしょうか。
これは在籍確認の電話が入るケースと入らないケースがあり、個人信用情報、年収、勤務先の状況、勤続年数がオールクリアであればまず在籍確認の電話が入ることはないと考えて良いでしょう。
そしてすでにMUFGが発行しているクレジットカードを一枚でも持っていて(いわゆる既存)、そのクレジットカードへの審査申し込みの時に申告した内容と、今回の申告の内容が同じであるという場合はこちらも同様に在籍確認の電話がかかってくるケースはあまり見受けられません。
反対に、先程も軽く紹介した様に勤続年数が1年未満であったり、年齢が若い場合(20代前半など)、もしくはスコアリング上年収と年齢と勤続年数がアンバランスだと判断されてしまった場合には在籍確認の電話がかかってくることになります。
ただしこの場合でもいきなりド直球で「MUFGですが、○○さんはいますか」と名乗られることはないと言って良いでしょう。ほとんどの場合は個人名で電話がかかってきますので、本人が電話に出られる場合にはこちらの電話に出ておくとよりベターです。
MUFGカードゴールドの申込方法と受取方法
それではここからはMUFGカードゴールドの申し込みを行う方法と審査に通過した際、実地にMUFGカードゴールドの実物を受け取るための方法について紹介をしていきます。
MUFGカードゴールドはオンライン入会と通常の郵送入会の二通りの方法が用意されているのですがどちらも最終はWEBからの申し込みとなっています。
オンライン入会の場合は条件として三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、その他各地方銀行や一部信用金庫、ネット専業銀行などの指定金融機関の口座を持っている場合に限り申し込みが可能となっており、オンライン入会をすると最短で翌営業日にカードの発行が完了し、郵送作業を含めても申し込みから約1週間程度で手元にカードが届くようなシステムとなっています。
まずはオンライン入会の申し込みフォームを表示させ希望するカードブランドを選び、そこから申し込み者の氏名や住所、生年月日、電話番号など申し込み情報について記載をしていきます。
特段申し込みの入力ボリュームが非常に多かったり、または難しい質問されるなどということはありませんので、この手のクレジットカード申し込みの入力に慣れている人であれば10分~15分程度、慣れていないという人でも最大20分もあれば申し込みを完了することができるのではないでしょうか。
なお、申し込みフォームを表示させ続けて20分から30分以上経過するとセキュリティ上の理由からインターネットの接続が一旦途切れてしまい、また最初から申し込み内容を再度入力しなければならないというケースもありますのでタイムアウトという現象には十分に注意するようにしたいところです。
申し込み内容について間違いがないかどうかをよく確認した上で申し込みボタンを押すと、平日の場合は早くて当日中、遅くとも3、4日程度で審査結果が到着することになります。
こちらの審査結果はメールで到着することになりますので、申し込み時にはできる限りパソコンのメールアドレスを入力しておくようにすると良いでしょう。
というのも、携帯キャリア会社が提供しているメールアドレスを入力してしまうと、迷惑メールフィルターなどの関係上正常にMUFGからの電子メールが受信できないというケースもあります。そのため、万一迷惑メールフィルターにひっかかり電子メールを受信できないといつまで経っても審査結果がわからないという悲惨な結果を招いてしまうことから、できる限りパソコンでのメールアドレスを入力するようにしたいところなのです。
無事に審査可決のメールが届いた場合はそこから起算しておよそ3、4日程度で実際にMUFGカードゴールドが郵送されてくることになります。
郵送されてきた段階でカードの利用を開始することができますので、そこからMUFGカードゴールドホルダーとしての生活が始まるというものです。
MUFGカードゴールドのポイントプログラムの詳細
グローバルポイントは商品、ポイントへの交換やキャッシュバックが可能
ここまではMUFGカードゴールドの審査の流れや難易度、在籍確認の有無などについて紹介をしてきましたが、ここからはMUFGカードゴールドを実際に持った時にどのようなポイントプログラムを受けることができるのか、について解説をしていきます。
まずこちらのカードのポイントプログラムはグローバルポイントとなっており、ポイントはカード決済1000円ごとに1ポイントの付与率となっています。この貯まっていったグローバルポイントは各種賞品との交換やキャッシュバック、そして他のポイントへの交換などに使うことができるようになっています。
キャッシュバックを選択した場合は1グローバルポイントを4円として利用することが可能となっており、キャッシュバックに応募した場合翌月の請求額からそのポイント×4円分の割引を受けることができます。
また、商品との交換を考えた場合にはアマゾンギフト券4000円分が1000ポイント、あの平野レミさんがプロデュースしたことでお馴染みの「レミパンプラス」が2150ポイント、さらにレイコップLITEは41500ポイントで交換することが可能となっています。
もちろん、いつも貯めている別のポイントプログラムのポイントと交換することも可能となっています。
そのポイントも非常に幅広いラインナップとなっており、ローソンなどでおなじみのPonta、セブンイレブンなどで利用が可能となっているnanacoポイント、イオンなどで利用が可能な電子マネーであるWAONポイント、最近急激に利用可能な店舗や加盟店が増加傾向にある楽天ポイントはもちろん、携帯会社各社からはドコモのdポイントやau walletのポイントプログラムなども参戦しています。
さらにJALのマイレージバンク、ユナイテッド航空のマイレージプラス、ビックカメラのビックポイントなどにも交換が可能となっています。
特にJALのマイレージバンクとユナイテッド航空のマイレージプラスについては500ポイントをそれぞれ1000マイルに交換することができますので、それなりの交換レートでマイルに移行することもできてしまいます。
もちろんポイントの移行先によってグローバルポイントと交換先ポイントとの交換レートは異なりますので詳しくは公式サイトの情報などを確認するようにすると良いでしょう。
指定した「アニバーサリー月」ではポイント1.5倍
さらにクレジットカード申し込みの際にアニバーサリー月(記念月)を設定することができるようになっているのですが、この指定した月になるとその1ヶ月間はポイントの付与率が優遇されるようになっています。
例えば1万円のショッピング利用があった場合は、通常のポイントが10ポイントに加えて5ポイントが付与され、結果としてポイントが1.5倍になるようになっているのです。
倍率1.5倍という事なので、何か大きな買い物をする予定があるという場合はこちらの月に買い物をするとそれだけでポイントが1.5倍分手に入るという計算になります。お得に利用したいのであれば絶対に見逃せない、そんな特徴となっています。
年間の利用額に応じて翌年のポイント還元率がアップ
ハイステータスなクレジットカードなどは多くの場合、年間の利用額に応じて翌年のポイント還元率やポイント付与率をアップさせるような仕組みを持っているものですが、こちらのMUFGカードゴールドもその例外ではありません。
MUFGカードゴールドは使えば使うほど翌年度のポイントがオトクに貯まるような仕組みを持っており、例えば1年間の利用が100万円以上になると翌年の1年間は基本ポイントの50%分が加算された状態で貯まるようになっています。つまり翌年は1.5倍のポイント付与率ということですね。
年間100万円まで行かずとも年間の利用額が50万円以上であれば、翌年1年間のポイント付与率は1.2倍となります。
MUFGカードゴールドの特典
WEB優待ガイドでお得
MUFGカードゴールドを持っているとどのような特典が受けられるのかについても確認をしていきましょう。
まずは大きな特典としてWEB優待ガイドが挙げられます。これとほぼ同様のサービスがアメリカンエキスプレスでも「アメリカンエキスプレスセレクト」として提供されていたりするのですが、MUFGカードゴールドでも泊まる、食べる、遊ぶ、暮らすなど生活の様々なシーンでお得な優待を受けられるような仕組みが用意されています。
これらを利用することで日常の様々な部分でその経費を節約することができますので、浮いたお金はまた別の遊びに使うも良し、取っておくもよし、パーっと飲食費に使ってしまうもよし、とにかくすべてあなたの自由です。
国内旅行・海外旅行の傷害保険補償額が最大2,000万円
もちろん国内旅行や海外旅行に関する傷害保険に関しても保証は手厚いものとなっています。
国内旅行保険の場合は旅行代金などをこちらのクレジットカードで決済している場合に保険が有効となり(利用付帯)、本人に万が一の事があった場合には最高で2000万円の補償を受けることができるようになっています。
その他にも乗り継ぎ遅延が発生してしまった場合の費用として最大で2万円、仮に飛行機の出発が大幅に遅延してしまったり、あるいは欠航、もしくはそもそも搭乗不能という事態に陥ってしまった場合の損害補償も1万円までしてもらうことができるようになっていますよ。
24時間年中無休のコールセンターで安心
そしてゴールドカードといえば専用のコンシェルジュデスクですが、MUFGカードゴールドにもこちらの専用デスクが付帯しています。もちろん営業時間は24時間365日ということで年中無休となっており、9時~21時までの間については確実にオペレーターが、それ以外の時間であれば緊急事態の場合のみオペレーターへ繋いでもらうことができるようになっています。
これにより、万が一のトラブルやその他クレジットカードを利用する上で困った事があった際には安心してオペレーターさんへ確認をすることができますね。
キャッシング機能について
支払い方法は一括もリボもOK
MUFGカードゴールドにはキャッシング機能は付帯しているのでしょうか?
・・・もちろん付帯しています。こちらはカード申し込みの際にショッピング枠と別途キャッシング枠を付帯して欲しい、と願い出ることによってキャッシング枠自体の審査が行われることになり、こちらの審査に通過することで個別にキャッシング枠が設定されることになっています。
一旦キャッシング審査に通過してしまえば、いつでも好きな時に、もしくは急にお金が必要になった際に、自分の口座からお金を引き出すようにしてキャッシングの枠を利用することができるようになっています。
金融機関・コンビニのATM・CD、インターネットから利用可能
ではどこでMUFGカードゴールドのキャッシング機能を利用することができるのでしょうか?
これは提携金融機関のATM(コンビニのATMやキャッシュディスペンサー、イオン銀行、セブン銀行などのATMを含む)、から現金を引き出す方法によってキャッシングを利用することができたり、あるいはインターネットから操作をすることによって自分名義の銀行口座にお金を振り込んでもらうという方法でキャッシングを利用することもできるようになっています。
ATMを利用すると原則として24時間365日(メンテナンス時間を除く)いつでもお金を手に入れることができるようになっていますので、急な飲み会や冠婚葬祭、その他急ぎの用事全般に対応することも可能です。
海外からのキャッシング利用もできる
もちろん日本国内のATMや金融機関のみならず海外からのキャッシング利用も可能となっています。この場合は利用しているクレジットカードの国際ブランドのロゴがついたATMにクレジットカードを挿入することでキャッシングが利用可能となっており、出てくるお金は現地の通貨ということになります。
海外旅行中にも何かと現金が必要なケースというのもでてくるものですし、そういった意味でも海外渡航前にはキャッシング機能をつけておくと良いのではないでしょうか。
まとめ
今回はMUFGカードゴールドという銀行系プロパー発行の、さらにゴールドカードという役満のようなクレジットカードについてその基本的な情報や審査の難易度、審査に通過するためのちょっとしたテクニック、そして充実のポイントプログラムについてご紹介をしてきました。そのステータス性はもちろんのこと、ポイントプログラムについても大変充実した仕上がりとなっており、ハイステータスのゴールドカードにして珍しくポイントとステータス性のバランスが取れた1枚となっていることがわかりました。