家計を預かる立場である専業主婦の方であれば、やはりクレジットカードは1枚から2枚、持っておきたいところです。
しかし最近はご存知の通り専業主婦という申込みではクレジットカードの審査に通りづらいというケースも多くみられ、さらにやみくもにクレジットカードに申し込んでしまっては今後審査に通るものも通らないという事態になってしまうことも考えられます。
そこで今回は、専業主婦の方でも審査に通るおすすめのクレジットカードをいくつかご紹介していきます。また同時に専業主婦でもクレカ審査は通るの?といった疑問や専業主婦がクレカを作るメリットなどについても解説していきます。
専業主婦でもクレカ審査は通る?
過去にクレヒスで事故が無いかが重要
まず専業主婦でもクレカ審査は通る?という質問に対する答えとしては、結論から言うとイエス、つまり専業主婦でもクレカの審査に通ることは十分に可能です。
ただし、専業主婦の場合は通常の収入のある人よりもクレヒス(個人信用情報)で過去に事故情報が記録されていないかがどうかが重要な要素を占めてきます。
では、個人信用情報の事故情報とはどのようなものなのでしょうか?
独身時代に作ったものを含め、他社クレジットカードやカードローン、銀行系カードローンや一般的なローン、消費者金融のローン、エステなどのローン、その他ショッピング分割契約など、そういったいわゆる一般的なローンに該当する支払いを、過去に遅らせてしまっていたり、あるいは払っていなかったりする場合は個人信用情報機関にその事実が記録されています。
こういった情報が記録されているとカード会社側からは「この人はお金の支払いがルーズな人で、お金を貸したり、信用払いでクレジットカードを持たせたとしても、将来的にそのお金を回収できないかもしれないな」と判断され、クレジットカードの審査に通ることが非常に難しくなってしまうのです。
ちなみに、携帯電話の分割契約(スマホの分割契約)でも、支払いが遅れていたりするとこちらの個人信用情報にバッチリと情報が記載されてしまいます。
たまに旦那さんや家族の給料日が毎月20日で、携帯の支払い日がその4日前の16日なので、16日は一旦引き落としをできないようにしておき、毎月給料が入ってから数日遅れでショップの窓口などでお金を支払っている、というケースが見られますが、これに関しても厳密に言えば毎月4日ずつ支払いを遅らせていることになりますので、個人信用情報にその情報が掲載されている可能性があります。
確実にクレジットカードの審査に通りたいという場合にはこういった遅れは出来る限り起こしてはいけません。
なお、原則的には過去24ヶ月(2年間)で一度も支払いの遅れに関する情報が個人信用情報に掲載されていなければ一般的にはそこまでクレジットカードの審査に心配する必要はありません。
また最近では奨学金の支払い遅れに関しても記録されるケースが目立ちますので、こちらも注意しておきたいところです。
反対に言ってしまえば、この部分さえクリアできていれば、専業主婦の方でもクレジットカードの審査に通ることができる、ということですね。
パートをしている場合は年収で審査
そして、アルバイトやパートをしている場合については、本人の年収で審査をされることになります。
この場合、よく考えがちなのが「少しでも年収を多く申告しておいた方がクレジットカードの審査に通りやすいのでは?」とか「年収をウソでもいいから多く申告しておいた方が限度額が多くなるんじゃないの?」ということですが、こちらについてはあまりおすすめしません。
むしろ、普通にありのままの年収を申告した方がクレジットカードの審査部の人間の心象も良いですし、信頼に値する人間ということできちんと記録されることでしょう。
また、年収をごまかして申告してもバレないのではないか?と思われている方もいらっしゃると思いますが、結論から言うと大体90%~95%くらいの確率でバレます。
というのも、後ほどご紹介するキャッシング機能を申し込んだ場合など、場合によっては年収の証明書類などを提出しなければならないケースもあり、そういった場合には事前の申告と証明書類で年収にズレがあるのでごまかして申告した事がまずバレてしまいます。
そうなると心象は最悪で、本当に最悪の場合はクレジットカードの審査に落ちてしまうというケースが考えられます。
年収の証明書類などを提出しない場合でも、少し考えてみるとわかりますが、クレジットカードの審査部の人間というのは日に何十軒、何百軒、何千件という、とてつもない数の申し込みをさばいているわけです。
そんな海千山千で百戦錬磨の審査部の人たちは、大体勤務先と年収、そして年齢などでおおよそ年収の平均値というのをすでにデータとして持っているのです。
そういったデータから外れてしまうような年収の申告をしてしまうと、それだけで疑われてしまう材料になりますので、やはり年収に関しては正直にかつ、ありのままを申告するのがベストです。
また、これは非常に大事な事なのですが、
こと主婦のクレジットカードの審査においては、年収の多い少ないというのは実はあまり関係がありません
どちらかというと、先程ご紹介した様に個人信用情報(クレヒス)に傷がついていないか、あるいは現在進行形での支払い遅れ等で事故情報が掲載されていないか、という部分が重要です。
年収については安定していて継続的なものがあるかどうか、という事さえわかれば、それだけ支払い能力はあるという判断をすることができますので特に金額はあまり大きな要素を持ちません。
専業主婦の場合は配偶者の年収で審査
先程パートなどで働きに出ている主婦の方についての解説をしましたが、では専業主婦、つまり全く金銭的な収入を得ていらっしゃらない方についてはどうなるのでしょうか。
実はこの場合、配偶者の年収がそのまま審査対象となるか、もしくは世帯年収ということで配偶者の方の年収と、本人の年収を合わせた総合的な年収を審査に出す事になります。
多くの場合は配偶者の年収をそのまま審査対象とするクレジットカード会社が多くなっています。
この場合、クレジットカードの審査は、
- 個人信用情報の審査=申し込み者本人(主婦)
- 年収に関する審査=配偶者
ということで、申し込み者本人に求められるのはクリーンな個人信用情報のみとなるのです。
収入に関する部分はご主人など配偶者の方のものをそのまま審査にかけることになり、さらに配偶者の方の個人信用情報についてはあまり重要視されない傾向にありますので、まさしくお互いの「いいとこ取り」のような形で審査を受けることも可能です。
居住
そして、クレジットカードの審査では全般的に住居への居住形態がどのような形になっているか、という部分をよく重視するのですが、専業主婦の方のクレジットカード申し込みの場合は、結論から言ってしまうと「配偶者名義の持ち家戸建て」に10年以上住んでいる、というのが最強のステータスとなります。
というのも、クレジットカードの審査では簡単に言うとそれぞれの資産状況を「スコアリング」という方法で採点しており、そのスコアリングが一定以上の点数の人にはクレジットカードを発行する、というような流れが採用されています。
居住に関してもスコアリングが採用されており、こちらは、
申込者本人の持ち家一戸建て>配偶者名義(本人以外の家族)の持ち家一戸建て>公務員官舎>社宅>賃貸
というような図式が成り立ちます。
そして、カード会社によっては住んでいる年数を聞かれることもあるのですが、こちらも同様に長ければ長いほど審査上有利に働きます。
これらは、
- ・より高い資産価値を持っているかどうか
- ・万が一の場合に本人の足取りを追いやすいかどうか
という部分が見られていると思っていただいて差し支えありません。
長いこと一戸建てに住んでいる人であれば万が一の場合でも連絡をつけやすいと思うのが通常ですし、申し込み時点で賃貸に引っ越して1ヶ月未満というような場合には、万が一の場合にもなかなか連絡をつけづらいのではないか、すぐに引っ越してしまうのではないか、と考えるのもまた通常ですからね。
どのような場合でも、まず正直に申告をするのが前提条件であることは言うまでもありません。
そしてもし、自宅に固定電話の回線を引いている場合は、普段使っていなくても絶対に固定電話の番号を申し込みの際に記入しておくべきです。
特に専業主婦の方の場合は日中自宅にいるというカード会社側の判断で、固定電話の番号に申し込み確認の電話が入ることもありますので、せめて申し込みからクレジットカード発行までの間だけでもすぐに電話に出られるような状況にしておくと良いでしょう。
また、先程ご紹介したスコアリングというシステムの中には、固定電話の回線を引いているか/引いていないか、という項目があり、固定電話の回線を引いていればそれだけ点数がプラスになり、審査上有利に働く事から、普段使っておらず携帯電話のやりとりオンリーだという人でも、番号を持っているのであれば迷わず記載しておくことが基本です。
専業主婦がクレカを作るメリット
買い物でポイントが貯まる
それでは、ここからは専業主婦の方がクレカ、つまりクレジットカードを作るメリットについてご紹介をしていきます。
まず一番大きなポイントというのは買い物でポイントが貯まる、という部分ではないでしょうか。
クレジットカードは本来、買い物や決済を行うごとにポイントが貯まるような設計になっているものが非常に多く、このポイントを上手に利用すると、非常にお得になります。
例えば100円の決済で1ポイントが貯まるクレジットカードの場合は、1000円で10ポイント、1万円で100ポイント、とどんどんポイントは積み重なっていき、それらのポイントは多くの場合は1ポイント1円換算で買い物などに利用することが可能です。
一つ一つの買い物ではそこまで大きくポイントは貯まりませんが、例えばこれが年間100万円の買い物があった場合には、ポイントも1万ポイント貯まることになります。
これだけで、1年あたり1万円のお得になります。
特に、楽天カードなどポイントの獲得率がアップするキャンペーンやお買い物先などが設定されている場合には年間100万円のお買い物で、ポイントが2~3万ポイントになる事だって日常茶飯事です。
100万円という額にするとかなり大きな買い物に見えますし、そこまで大きな買い物はしないわ、とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、1ヶ月にならすとおよそ9万円弱。日用品の買い物などをすべてまとめるとこのくらいの額になる、というご家庭もあるのではないでしょうか。
公共料金の支払いでもポイントが貯まる
さらに、最近では公共料金の支払いでもポイントを貯められるクレジットカードが多く登場しています。
公共料金というのは水道光熱費に始まり、インターネット代、携帯電話の利用料金、さらにはNHKの受信料などが含まれます。
これらすべてをクレジットカードの支払いで一本化することで、月にするとかなりのポイントが貯められるのではないでしょうか。
また、携帯電話の利用料金などに関しては家族の分の利用分をすべてクレジットカードで支払うという方法を取ることも契約によっては可能ですので、それらがすべて可能になると月額で数万円~10万円以上の支払いをクレジットカードですることができるようになり、そして毎月少しずつ節約効果が生まれますよ。
使ったお金が管理しやすい
現金決済オンリーだと、いつどこで、どのくらいの買い物をして、どれだけのお金を使ったか、という部分を毎度毎度レシートやメモなどで管理しなければなりませんよね。
最近ではそういった現金支出に関する家計管理アプリなんかも出てきていますが、そういったアプリを使うのも結局手動で行うことになりますので、やはり限界というものがあるのではないでしょうか。
忙しい時や体調の悪い時、なかなか時間の無い時などは、そういったアプリの力を借りてもお金を管理するというのは非常に神経を使いますし、また、わずらわしいものでもあります。
それがクレジットカードになると、毎月いくら利用しているか、何にどれだけ使っているか、などが一目瞭然で管理できるようになるのです。これだけでも、クレジットカードを持つ価値があると感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
やはり家計を預かる立場としては、使ったお金、つまり支出を管理しやすいというのは何よりもメリットと言えそうです。
ネットスーパーが使える
最近何かとCMなどでも話題のネットスーパーですが、これもクレジットカードを持っていることでスムーズな利用が可能です。
いつでもどこでも買い物ができて、更にクレジットカード決済なら会計も一瞬です。
現実のスーパーで毎度毎度長いレジ待ちの列に立ち、小銭をお財布から出して、ポイントカードを出して、という手間をかける頻度も格段に減ることになるのです。
ネットスーパーなら時間も手間もかからないので、普段買い物にかけている時間を他の部分に有効活用することだってできますね。
その分は自分に使うもよし、家族に使うもよし、時間の使い方はあなた次第です。
Q&A
家族カードとクレジットカードはどっちがいい?
ここでは今までいただいたご質問に関してQ&A形式でお答えをしていきます。
まず最初のご質問としては「家族カードと自分名義のクレジットカードなら、どっちがいいの?」というものがあります。
クレジットカードには本人名義のクレジットカードと、そして家族カードというものがあります。
原則的に家族カードというのはカード会員がクレジットカードを作った時に「支払い口座等はすべて自分と同じでいいので、家族にもう一枚クレジットカードを持たせたいのですが」ということでカード会社にお願いして発行してもらうような性質の一枚です。
一見すると非常に審査も早くて届くまでの時間も短く、さらに旦那さんなど配偶者の信用情報に基づいた発行がなされるため、自分が使う家族クレジットカードの枠も自分の名前で作るより比較的大きくなるというメリットがあるように見えるのですが・・・よくよく考えると、家族カードはメリットばかりだけではなく、デメリットもかなり見られます。
よく考えてみると家族カードはまず離婚したら使えませんし、そうでなくてもカード本会員はいつでも家族カードの利用を停止することが出来ます。
限度額も本会員と同じものを共有で使うため、旦那さんがたくさんカードを使ったら結局家族カードの方の枠も減ってしまい使えないということになります。
この部分をご存知ない方が非常に多いのですが、家族カードというのはあくまで本人カードのオマケのような存在なので、仮に旦那さんなど配偶者名義のクレジットカードのショッピング枠が50万円だった場合、家族カードの限度額も同じく50万円になるのです。
そしてその50万円を夫婦共同で使うようなイメージとなります。
旦那さんがある時50万円の枠の中で1万円の買い物をしたら残り枠は本会員、家族カード会員ともに49万円と言うことですね。
さらに、家族カードで利用した決済やお買い物については、いつどこで、何をいくらで購入したか、またどのようなサービスを利用しているのか、という部分がすべてカード会員本人に筒抜けになってしまいます。
そうなると、やはり夫婦間といえどもプライバシーというものは重要なので、あまりおすすめできません。
その点、本人名義のクレジットカードを作ってしまえば、カードの枠については旦那様と当然のことながら別個に持つことができますし、利用した部分をすべて旦那さんに見られるというようなこともありません。
さらに本人名義というのは結局、将来的に万が一姓が変わったとしても一生本人名義のままですので、万が一何かがあった時にこの一枚があったからこそ助かった、この一枚があった頃こそ踏ん切りをつけることができた、というようなことにも繋がるのです。
もう少しポジティブな部分で見ても、万が一何かのはずみに配偶者のクレジットカードが利用停止になってしまった場合でも、自分名義のクレジットカードがあればそこからまた家計を立て直す事は可能ですよね。
そういった部分から、結論としては家族カードよりは本人名義のクレジットカードがおすすめです。
専業主婦の場合限度額はどうなる?
続いて、専業主婦の場合はクレジットカードのショッピング限度額はどうなるの?というご質問ですが、こちらについては、カード会社やカードにもよるのですが、おおよそ10万円~50万円程度のショッピング枠が平均的です。
どちらかというと、最初はあまり大きくない限度額に設定されるものの、実績(支払い実績や利用実績など)に応じてどんどん限度額が増枠されて上がっていくイメージでいると良いでしょう。
特に専業主婦のお客様の利用を見越した発行をしているイオンカードなどについては、専業主婦の利用でもかなり充実感のある限度額までアップしていくというケースもあります。
クレジットカードのキャシングは使える?
「クレジットカードのキャッシングは使えるの?」という部分ですが、これはクレジットカードによりますが、専業主婦という事で発行したクレジットカードでキャッシングOKというケースはあまり多くはありません。
10年くらい前までは専業主婦のクレジットカードでもキャッシングの利用ができたのですが、ここ数年は総量規制などの影響で、専業主婦の方への金銭の貸し付け自体が難しくなっている傾向にあることから、クレジットカードでも専業主婦のキャッシングOK!といったものが少なくなってきました。
仮にクレジットカードでキャッシングができた場合でも、多くは50万円以下の限度額に設定される場合が多く、場合によっては配偶者の同意書や配偶者の会社への在籍確認が必要となるケースも存在します。
とはいうものの、このあとご紹介するクレジットカードのように専業主婦の申し込みOK、さらに専業主婦のキャッシング利用もOK、というようなものも存在しますので、こちらに関する情報はぜひチェックしておきたいところです。
次の項目で、そういった専業主婦におすすめのクレジットカードについてもご紹介していきます。
専業主婦にオススメのクレジットカード
楽天カード
概要
今やその名前をテレビやネットなどで聞かない、もしくは目にしない日はないというくらい人気の楽天カードですが、楽天カードは専業主婦の方でも申し込みができるクレジットカードとして有名であり、そして人気の1枚となっています。
国際ブランドについてもVISA、JCB、マスターの3種類から選ぶことができ、そして何よりもお財布に嬉しい年会費無料という特典が付帯しています。
楽天カード・専業主婦の限度額は?キャッシングは?
専業主婦が楽天カードを発行した場合の限度額ですが、こちらはほとんどの場合、本人の信用情報に基づいて審査が行われるものの、おおよそ20万円から50万円程度の限度額が最初に付与されるケースが多くなっています。
結婚前などにすでに他社クレジットカードをなどを持っていて、そちらの支払い実績に問題がないようであれば信頼があるということで専業主婦でも最初から30万円、40万円などの限度額が設定されるケースもあります。
また、楽天カードは専業主婦がキャッシングをすることができるカードとしても有名で、キャッシング限度額はおおよそ最初の時点では10万円~20万円程度になることが多いですね。
こちらもショッピング枠同様に、利用実績や返済実績などに応じて増枠がかかるケースもあります。
楽天カードの審査は?
専業主婦からも人気の楽天カードですが、審査は他のクレジットカードと比べてもかなり初心者向け、つまり発行しやすい傾向にあります。
様々な筋からの情報を総合すると、過去24ヶ月以内で個人信用情報(クレヒス)に返済遅れの情報がなく、かつ過去に自己破産歴などのよほどの金融事故などの情報が掲載されていない限りは、楽天カードの審査で悲しい思いをすることはまれといって良いでしょう。
審査スピードも非常に速く、最短で即日(申し込みボタンを押して画面を閉じた段階で、すでにカードの発行完了のメールが届いていたという口コミもあり)審査完了、申し込みからカードの到着までおおよそ1週間程度ということで、申し込みから実際に手元に来るまでのスピード感もかなり上々の1枚となっています。
総評
楽天カードは専業主婦でも発行することができるクレジットカードで、さらにキャッシングも可能、限度額はショッピング枠で最初に10万円~50万円程度、キャッシングは最初の時点で10万円~20万円程度の枠がつくことが多いカードです。
ACマスターカード
概要
ACマスターカード、通称アコマスは消費者金融国内大手のアコムが提供しているクレジットカードで、国際ブランドはマスターとなっています。
こちらのクレジットカードは消費者金融のアコムが長年培ってきた独自の審査ノウハウで他社クレジットカード会社と比較すると臨機応変な審査を行っており、審査に不安のある人でもアコマスのクレジットカード手にすることができたという口コミも多く聞かれる1枚です。
ACマスターカード ・専業主婦の限度額は?キャッシングは?
ACマスターカードは原則的に限度額は50万円までのショッピング枠となっており、キャッシングについてはもともとアコムのキャッシング枠をそのままクレジットカードの限度額にしてもらっているようなものなので、キャッシング機能自体は非対応です。
50万円以上の限度額を持ちたい場合は、収入証明書などを提出の上、別途増枠の審査を受けることが必要です。
アコムのキャッシングが最大800万円までの限度額ということで、こちらのACマスターカードもショッピング限度額は理論上、最大で800万円ということになります。
ただし専業主婦の方の場合はアコムのキャッシング貸し付け審査に通過することができないケースが多く、アコムが掲げる申し込み条件である「定期的で安定した収入がある人」をパートやアルバイトなどでクリアしていなければアコムの審査に通過することは非常に困難といえるでしょう。
なお、ACマスターカードについては申し込みの段階で勤務先の電話番号を入力する欄がありますので、そちらに勤務先の連絡先を入力し、さらにその勤務先へ在籍確認ということでアコム側から非通知の個人名で電話が入り、申し込み者本人が確実にその勤め先に所属していることが確認できた段階で審査に通過するか否かが判明します。
ACマスターカードの審査は?
先程も確認した通り、ACマスターカードはアコムのキャッシング枠をそのままクレジットカードのショッピング枠として利用させてもらう様な少々特殊な形態となっていますので、「定期的で安定した収入がある人」、という部分をパートやアルバイト等でクリアできていることが最低条件となります。
しかし、他社クレジットカードは会社によっては非常に審査が厳しく、個人信用情報に事故情報などが掲載されていないことはもちろん、さらに他社クレジットカードやローンなどである程度の支払い実績が積み重ねられていないと審査に通過することはできないというものもあります。
そこを行くとアコムは消費者金融としての長年の業務でかなり臨機応変な審査をすることができますので、審査に自信がない人でもトライする価値のある1枚となっているのが特徴です。
なお、審査時間はこれらのクレジットカードの中でもピカイチで、最短で即日発行にも対応しています。
朝一番で申し込みを行い、必要な手続きなどが午前中に終了すれば、その日の午後にはACマスターカードを即日で手に入れることもできますし、その日からお買い物をクレジットカードで楽しむことも十分に可能です。
総評
ACマスターカード(通称アコマス)は初回ショッピング限度額がおおよそ10万円~50万円程度、パートやアルバイトなどで定期的な収入を得ている人であれば主婦でも申し込みが可能なクレジットカードです。
消費者金融系ならではの臨機応変な審査で、多少審査に自信のない人でも色良い結果が得られたという声も多い1枚です。
イオンカード
概要
イオンカードはあのショッピングモールなどを多数経営するイオングループの一つであるイオン銀行が発行する銀行系クレジットカードです。
こちらのクレジットカードは普段イオンのショッピングモールやスーパーを利用する専業主婦や主婦のお客様をメインターゲットに据えた戦略を取っていることから、専業主婦の申し込みも発行も十分に可能な1枚となっています。
18歳以上であれば申し込みをすることが可能となっており、最近では大きめのイオンモールなどではイオンカードの案内を行っていることもありますね。
国際ブランドはVISA、Master、JCBの三つに対応しており、知名度も抜群です。
イオンカード ・専業主婦の限度額は?キャッシングは?
結論からいくと、専業主婦の方のイオンカードの初回ショッピング限度額はおおよそ20万円から50万円程度になるケースが多く見られます。
またキャッシングについても、イオンカードは先程も解説した通り、発行元がイオン銀行という銀行ですので、毎度毎度専業主婦がキャッシングをしようとした際にネックとなる総量規制の対象外となっており、安心して専業主婦の方でもキャッシング枠の設定を申し込むことができるようになっています。
キャッシング限度額については1000円から300万円まで、イオン銀行内の独自判断で枠が設定されるようになっています。
イオンカードの審査は?
専業主婦の方が申し込んだ際のイオンカードの審査ですが、最低限24ヶ月以内に他社クレジットカードや各種ローン、携帯の分割など、この記事の最初の方で解説した様ないわゆる事故情報(ブラック情報)が掲載されておらず、配偶者の方にある程度の安定していて定期的な収入があれば審査に通過できる可能性が一定以上あると言えます。
主婦の方のお買い物利用を見越したクレジットカードということで、いわゆるゴールドカードなどのハイステータスなカードよりは審査に通過しやすいのは言うまでもありません。
審査スピードや発行までの日数についてはおおよそ申し込みから1週間から3週間程度、即日発行のカウンターでの仮カード発行を除けば、おおよそ長くても1ヶ月程度見ておくと良いのではないでしょうか。
総評
イオンカードはイオン銀行が発行しているクレジットカードで、専業主婦でも申し込みが可能な1枚です。
限度額は30万円~50万円程度となることが多く、キャッシングについても総量規制対象外ということで専業主婦の方も安心して枠を設定してもらうように申し込みをすることができるようになっています。
審査についても過去に個人信用情報に特段のブラック情報などが掲載されておらず、配偶者の方に安定した収入があればそこまで難攻不落、という難易度でもありません。
エポスカード
概要
イオンカードと並んで主婦の方からの人気が高いのがエポスカードです。専業主婦でもエポスカードは発行が可能ということでその名を馳せており、クレジットカードの申し込み画面にも「専業主婦(本人収入なし)」が用意されているほど、専業主婦ウェルカムなクレジットカードとなっています。
国際ブランドはVISAが発行可能となっています。なお、年会費は無料です。
エポスカード ・専業主婦の限度額は?キャッシングは?
専業主婦でも発行が可能なことで有名なエポスカードですが、こちらのクレジットカードはおおよそショッピング限度額が30万円~50万円程度になることが多く、こちらについてはイオンカードと足並みがそろっているような格好です。
キャッシングについても専業主婦の方からの申し込みを受け付けており、こちらは1万円から99万円の限度額が個別に審査結果に応じて設定されることになります。
エポスカードの審査は?
エポスカードの審査ですが、こちらは専業主婦でも店舗受け取りの場合最短即日発行が可能という非常に高い水準でのスピード感を持っており、スピード感を持っている、ということはそれだけ審査についてもあまり深追いはしないといった様相を呈しています。
過去24ヶ月から12ヶ月以内で個人信用情報によほどの支払い遅れに関する情報が記載されていない限りは専業主婦の方でも審査に通過できたという声が多く聞かれる1枚です。
ただし専業主婦の方の申し込みの場合はできる限り配偶者の方に安定して定期的な収入があることが求められます。
総評
エポスカードはイオンカードと並んで主婦からの人気が高く、専業主婦の申し込みもウェルカムな1枚です。
ショッピングでの額は30万円から50万円が設定されることが多く、キャッシングについても1万円から99万円の範囲で専業主婦の方でも審査に応じて枠を設定してもらうことが可能となっています。
審査スピードも最短即日受け取りが可能という大変高い水準でのスピード感を持っており、主婦の方ならずとも1枚持っておきたいような仕上がりです。
VIASOカード
概要
三菱UFJニコスが発行するクレジットカードに、VIASOカードというものが存在します。
こちらのクレジットカードは「アソビ」をもじったのがそのままカードの名前になっているという逸話もあるのですが、とにかくショッピングなどを楽しむことができる1枚です。
申し込み資格については18歳以上でかつ電話連絡が可能な方ということで専業主婦からの申し込むにも対応しているなど、安心な仕上がりとなっていることがわかります。
ただし専業主婦の方からの申し込みの場合は配偶者の方に定期的かつ安定した収入がある事が求められます。
国際ブランドはMasterCardに対応しています。
VIASOカード・専業主婦の限度額は?キャッシングは?
VIASOカードは専業主婦の方でも申し込みをすることができるクレジットカードですが、こちらはショッピングの限度額は通常30万円~50万円程度が初回に設定されるケースが多いようです。
またキャッシングについても申し込みが可能となっており、この場合は限度額は最高で50万円という枠が設定されることになります。
VIASOカードの審査は?
VIASOカードの審査ですが、こちらは様々な情報を総合すると、昼頃に申し込んで午後にはカード発行審査が完了したという方もいれば、翌営業日に発行となった、という方もいらっしゃるので、おおよそ申し込みから最短で半日から一日程度で審査結果が判明すると見ておいて良いでしょう。
専業主婦の方でも発行が可能で、カードの審査スピードも非常に早いということで、こちらも今回ご紹介している他のクレジットカード同様に過去24ヶ月から12ヶ月程度の間で個人信用情報に支払い遅れ情報などの事故情報が掲載されておらず、配偶者に安定的な収入があり、さらに申し込みな内容に不備や間違いなどがない限りは特段、発行までのハードルの高いカードということではなさそうです。
総評
VIASOカードは専業主婦でも発行可能なクレジットカードで、申し込みからおよそ半日から一日程度で審査結果が判明するクレジットカードです。
専業主婦のクレジットカード審査のまとめ
まとめると、専業主婦でもクレジットカードの審査に通過し、クレジットカードを持つことは可能です。さらにキャッシング機能を付けることができるカード会社もあることがわかりました。
審査は専業主婦の場合、個人信用情報は申し込み者本人、収入に関する部分は配偶者の方のものが参照されるということも大事なポイントです。
今回扱ったクレジットカードはどれも専業主婦の方や主婦の方が発行することができるカードで、かつ初心者向けのクレジットカードもあるので、まずは今回紹介したカードの中から1枚、申し込んでみましょう。